表層改良の特徴
施工図での厳しい管理で、基礎着工までがスムーズに!
社内自主検査を行い検査合格後、お引き渡しをします。
- 施工前に、距離・寸法・逃げを確認し正確に施工図を作成することで ミスやクレームなどを無くします。
- べた基礎など耐圧盤のコンクリートの厚さを確実に確保するため、鉄筋検査も安心!
- 高さや通り寸法の許容範囲を厳しく管理してるので、生コンの食い込みが少なく基礎屋さんも『ニッコリ!』
表層改良とは
表層改良工法は軟弱な地盤の土とセメント系固化材(地盤改良用セメント)を混ぜ合わせ固化させることにより、地盤の耐力を増し、不同沈下を防ぐ工法です。なお、改良は地表面から2m程度が限界です。
下の地盤はしっかりしているが、表面に軟弱層と呼ばれる軟らかい地盤がある場合に有効とされる改良工法です。軟弱層が1m~2mと浅い場合に利用されます。
表層改良の社内自主検査とは
下記の自主検査報告書を提出し、工事完了報告といたします。

①工種別成果表(マーク図)

②最終検査報告書

③最終検査チェック項目

④完成マーク図

⑤自主検査写真(寸法確認)
表層改良の施工手順
①施工前のミーティング・測量
- 毎朝KY活動を行い安全指示、計画数量、作業手順を全員で確認する。
- 配置図で指定された、①②通りを確認して測量機器等を使用して逃げ杭を設置する。
- 逃げ杭は動かない所・明確な場所に設置して、工事管理者に検査を求める。
②重機の搬入
- 機械は、バックホウ・改良機を使用し、トレ-ラ-にて搬入する。
- 機械の点検は、入場前、毎朝、その他の 指定日に、滞りなく行う。
- 入場、引き上げの際には、付近の側溝、電線、舗装などを傷めぬよう注意する。
③改良材の搬入
- 改良材は、六価クロム対応セメントを使用する。
- 改良材は、検収や運搬が使易い1(t)フレコン袋入りを使用する。
- 毎朝、その日に使用する予定量を工場から運搬する。
- 現場保存は、直接地盤には置かずパレットを敷いて改良材をビニ-ルシ-トで覆う。
④原地盤のすき取り
- 隣接地に悪影響を及ぼさないように、設計GLから所定の高さまで、すき取る。
- 残土搬出がある場合は、工事管理者と事前に協議を行い計画する。
⑤固化材の散布
- 所定の添加量が、散布されるように、1回の散布範囲を碁盤上に区切る。
- 材料の添加は、静かに行い飛散しないように注意する。
(強風時飛散の恐れがある時は、作業を中止する。)
⑥混合攪拌
- 攪拌は、バックホウにより、練りつぶすように行う。
(※砂質土の場合は、水分が抜けてパサつきやすいので水を補給しながら行う)
(※粘性土の場合は、最低限拳の大きさまで、ほぐすように練りつぶす) - 攪拌の良否は、目視により施工管理者が判断する。判断基準は、土と改良材の、ムラがなくなるまでとする。
- フェノ-ルフタレイン反応により、攪拌むらがないことを確認する。
- 攪拌むらが発見された場合は、直ちに手直しする。
- 一軸圧縮試験供試体の作成(3本)
⑦締め固め・転圧
- 混合攪拌された改良土を、土地の状態や水分の状態に応じてバックホウの本体、バケットまたはローラーで締め固める。
⑧整形
- 仕上げ天端のレベルを確認しながら、土地の状態やスペ-スに応じてバックホウまたはローラーで行う。
⑨検査
- 社内自主検査を実施し合格した後、工事管理者に完了報告を行う。