擁壁工事・土留工事
擁壁とは
擁壁(ヨウヘキ)とは、一言で表現すると『土が崩れないようにする』ものです。土砂の崩壊を防止するために、がけを側面から支える構造物や隣地との境界段差を補う構造物になります。現場打ち擁壁は鉄筋を組立設置し型枠を組立後、生コンクリートを流し込み造ります。これは、鉄筋コンクリート造のマンションと同じ概念です。
最近は2次製品を使用する場合も増えています。2次製品は工場でL型擁壁を製造し現場に設置します。現場打ち擁壁との違いは、施工が早くなるためコストダウンに繋がります。
※最近は家や事務所の内部に「魅せ壁」仕様として暖炉壁、店舗のデザイン壁などの制作も増えてきています。詳しくはこちらをご覧ください。
補強擁壁
石積みや土留め壁などが風化し崩れそうな構造物を補強をします。既存構造物を生コンクリートで覆い補強します。鉄筋を組んで生コンクリートを流す場合もあります。
注意点
擁壁工事を施工するにあたり気をつけなければいけないポイントがあります。
- 隣接地が田んぼの場合、根入れは30cm以上入れましょう。
- 隣接地が水路の場合、川底よりも値入れをいれましょう。
- 隣地境界になる場合、地権者との協議内容を残しましょう。また、わからない場合は測量し境界を確定する必要があります。
- 擁壁下部の地盤を確認してください。
- 隣地との高低差がある場合、強度計算書が必要になる場合があります。
その他、現場の状況によって注意するポイントが変わりますのでお気軽にご相談ください。